私のパートナーがフランス人なので、最近知り合いのフランス人の女性とよくご飯を食べに行く機会があります。
そのたびにきちんと装うって大事だなと気づかされます。
私の知っている働くフランス女性はエレガント。オフは自分の好きなスタイルの洋服を楽しんでいるんです。
フランス女性は太らないっていう話がありましたけど、顔がみんなシャープなんですよね。
使う筋肉が違うのかみんな口周り、あご周りがたるんでいないので、全体的にすっきり見えます。
あとエキゾチックな顔立ちの人も意外と多く、美人なんですよね。
みんな20代から40代の働く女性たちばかりです。
フランス人女性はどうしてこう凛としてスマートなのか、私なりに彼女たちを観察して考えてみました。
似合う色を知っている
フランス人女性にパーソナルカラー診断をさせてもらったことがあります。
金髪の混じった髪にブルーの瞳、イタリア系のフランス人の女性です。
彼女はハッピーな性格の人で、フランス女性にはめずらしくいろんなカラーをお召しになっていましたが、そのどれもぴったりパーソナルカラー診断と同じでした。
自分の顔色がキレイに見える色を自覚されていることに驚きました。
「私はこれが似合うの」とはっきり言うのもフランス人女性らしいです(笑)
好きなスタイルを持っている
20代の女性。仕事帰りに会った彼女のスタイルはとてもエレガント。
すごくシックで落ち着いていてきちんとした印象でしたが、週末にお出かけした時には「モードカジュアル」なスタイルでかっこいい!
上質な素材だけど柄がポップ、カジュアルな素材だけど色使いがシックという具合に、素材や柄もそれぞれのシーンで使い分けてるのがにくい!
そんな風に自分の好きなスタイルを貫いている女性が多い気がします。
肌の色、顔立ちの魅力を理解している
ヨーロッパの人は日本人に比べて、肌も瞳も髪色も様々。
なので同じ流行を追いかけても”似合わないものは似合わない”とわかっています。
その分、人と自分は違うと初めから認識し、自分に合ったものを探すことが当たり前なのです。
「私にはこれが似合うの」というポジティブトークはよく聞きます(笑)
おしゃれとみだしなみを理解している
身だしなみを整えるのは必須のマナー。お休みだからといってだらしない恰好をしていないことにびっくり。私なんか家にいるときは最低です。
カジュアルスタイルだからといってそのメイクにギャップがあったり、服装にギャップがあったりしないのも特徴。むしろカジュアルスタイルでもキチンとした印象があって、見ている側の印象は全然変わらない。これは男性にも同じことが言えますね。
顔つきやスタイルがだらしなくないから、そう見えるのかしら?
自分で楽しむおしゃれも、他人に不快な印象を与えない身だしなみもどちらも同列で楽しんでいる気がします。
同調しない
意外とこれが一番大きい要素かもしれない。
好き、嫌いがはっきりしている。嫌いなもの、苦手なものはNOという。それがたとえ相手の好意で渡されたものであっても(笑)
みんながいいって言うからとか、みんなやってるからといってその場の空気に流されることはありません。
この間、みんなでご飯に行った帰りにアイスクリーム屋さんに寄ったのですが、彼女だけ食べませんでした。「好きなフレーバーじゃないし・・・」っていう理由で。
むむむ、だからスタイルいいのか・・・。私は同調圧力にまけて食べてしまう。
自分のスタイルをみつけよう
自分スタイルを貫くフランス人って、人生楽しそうだなとおもいませんか?
「自分の好きなこと、嫌いなことを理解している」、そしてそれを「主張できる、貫く」って単純そうに聞こえますけど、協調性を重んじる日本人には勇気のいることですね。
とはいえ、時間はまってくれません。人生は一度きりなので楽しんだもん勝ちです。
若いころは友人や周りと協調しないと生きづらいこともあるのでむずかったかもしれませんが、40を過ぎてからは他人を気にして生きていくなんてバカバカしいと思うようになりました。
自分のスタイルをもつ、それをファッションや色で発信していくことから始めてみようと思います。